フランスのフランソワ・オランド大統領は11月16日、パリ各地で起こった襲撃を受けて、アメリカとロシアにISの武装集団を壊滅させるための国際的な連携を求め、フランスでのテロ攻撃と戦うための一連の対策を発表した。
「フランスは戦争状態だ」と、オランド大統領はベルサイユ宮殿で開かれた国会の合同会議で述べ、少なくとも129人が亡くなった自爆テロと銃撃を受け、対テロ法を強化すると約束した。ISは11月13日の組織立った攻撃について犯行声明を出しており、アメリカが支援したイラクとシリアでの空爆にフランスが関与したことへの報復だと述べた。オランド大統領は、フランスの戦闘ジェット機は攻撃を強めると誓った。「我々は、世界中を脅かしているジハーディストによるテロ攻撃との戦争状態にある」とオランド大統領は述べた。
アメリカからロシア、ヨーロッパ中と中東に至るまで、各国の首脳たちはオランド大統領に哀悼の意を述べた。ロンドン・アイやタワーブリッジなどのロンドンのモニュメントは、赤、白、青のフランスを象徴するトリコロールカラーでライトアップされ、シドニーのオペラハウス、台湾の超高層ビル台北101、ニューヨークのワン・ワールド・トレード・センターなど、世界のランドマークのいくつかもトリコロールカラーでライトアップされた。