世界中の人々が抗生物質の役割と正しい使い方について警戒すべきほど混乱しており、この無知が「スーパーバグ」と呼ばれる抗生物質に耐性を持つ菌の拡大につながっていると、11月16日に世界保健機関は述べた。
「耐性菌の拡大は世界の衛生上の危機になる」とWHOのマーガレット・チャン事務局長は述べた。
耐性菌は、細菌が引き起こす感染症を治療するのに用いられた抗生物質に強い菌にその細菌が変異して適応したときに生じる。抗生物質の過剰な使用と乱用が、よく「スーパーバグ」と呼ばれる抗生物質に耐性を持つ細菌の拡大をさらにひどくさせる。