スペインで宇宙ごみが降り注いでいる。
ロケットの燃料タンク、人工衛星の大きな塊、その他、全く別のものが。わずか1週間かそこらで、3つの謎めいた物体が、空から同国の南東部に落下し、困惑した地元の人々が見守るなか、爆弾処理班や防護服を着用した専門家らが急いで駆け付けることを促した。
11月3日、まず最初に、奇妙な黒い蜂の巣のようなボールが、ムルシア州のムラという町で発見された。
その数日後、似たような見た目のそれよりも小さな物体が、同じ地域のわずか30キロ離れたカラスパラで発見された。
「最初の物体が発見された日の早朝に、6個か7個の火の玉が空から降ってくるのを見たと目撃者らは話した」と、この町の報道担当者マリア・ホセ・ゴマリスさんが11月12日に述べた。
特別捜査官らが現場に駆けつけ、それらの物体を調査したが、いずれのケースも、放射能はなく、人間の健康には危険がないと断定した。
隣りのバレンシアの農家が、11月10日に3つ目の物体を発見し、それは長くて金属のようだった。