東京の靖国神社の公衆トイレで11月23日、爆発音が聞こえ、けが人は出なかったが、パリでのテロ攻撃を受けて警戒が高まっている時とあって、警察に調査を促した。
境内の南門付近にある男性用トイレで午前10時頃に爆発音が聞こえた後、焼け焦げたバッテリーケースの残骸が個室の1つで発見されたが、床や壁には焦げ跡は見られず、従って、爆発が実際に起こったのかどうかを証明する兆候はないと、警察の捜査員は後に明らかにした。
爆発音が聞こえる前に、紙袋を持った男が防犯カメラに写っていたと捜査員は言い添えた。
有罪判決を受けた戦争犯罪者たちが240万人の戦死者とともに祀られているこの神社は、日本の政治指導者たちが参拝すると外交摩擦をよく起こしている。多くの近隣諸国は彼らの参拝が戦争犯罪者を賞賛しているように思えるからだ。
この事件は、午前10時から始まる神道の祭事に出席するために約100人の人が神社の本殿に集まっていたときに起こった。多くの家族も3歳、5歳、7歳の子どもの成長と幸福を願う毎年の行事(七五三のこと)で境内にいて、門は午前6時から午後5時まで開門していたが、行事は中止とせざるを得なかった。