「お前を殺してやる」という耳をつんざくような悲鳴と叫び声(を聞いたという通報)を受け、午前2時にオーストラリアの警察がシドニーの住宅に駆け付けたが、そこで見られたのは決まりの悪そうな男性と大きなクモだけだった。
11月21日、男性と女性の家庭での暴力的な口論の通報があった後、港湾地区ウォルストンクラフトのアパートに警官らが駆け付けたと、ニューサウスウェールズ警察は発表した。
女性がヒステリックな叫び声を上げ、男性が「殺してやる、お前は死んだ! 死ね! 死ぬんだ!」と叫び、家具がひっくり返る音がしたと、隣人らは通報した。
「多くのパトカーがその住所に駆けつけ、ドアを叩き始めた」と、港湾地元地区担当官がフェイスブックページで述べた。
30代の男性が玄関に出てきて、殺害の脅しについて質問された際、この騒ぎを起こした原因が明らかになると男性は恥ずかしそうで、申し訳なさそうにすらした。
「クモだったんだ、とても大きな」と彼は話し、殺虫用のスプレー缶を持ってアパートの部屋で大きなクモ形類動物を追いかけていたことを認めた。
叫び声について質問されると、彼はこう応えた。「ええ、すみません、あれは僕です。クモが本当に嫌いなんです。」