アメリカのバラク・オバマ大統領は12月6日、国内外で、「イスラム国(IS)」のグループを壊滅し、その追従者たちを追跡して捕らえると、大統領執務室からのまれな演説で誓った。
自身のリーダーシップと戦略についての疑いに直面し、オバマ大統領は、カリフォルニアで14人が亡くなった暴力事件により混乱させられた国を静めるために、アメリカが持つ権力の最大の象徴を利用した。
「こんなにもたくさんの戦争の後、多くのアメリカ人が、我々は特効薬のないガンに直面しているのではないかと問いかけている」とオバマ大統領は厳粛な演説で語り、サンバーナーディーノでの殺りく事件は、国内でますます育つ脅威とそれが「進化」している証拠だと付け加えた。
「みなさんに知っていただきたいことがある。テロの脅威は現実にあるものだが、我々はそれを克服する。ISILと、我々に危害を加えようとするどんな組織も壊滅する」とオバマ大統領は述べた。
ハリー・トルーマンが国内の危機に直面したときに決意を告げて以来使われている大統領執務室からの演説をオバマ大統領が行なうのは、今回でわずか3回目だ。執務室の高官は、この演説は、テロ攻撃として調べられている銃撃に対するオバマ大統領の真剣さを伝えるために計画されたものだと述べた。