トップに立つ日本の世界チャンピオンでオリンピック金メダリストの羽生結弦選手は12月12日、バルセロナで開かれたスケートのグランプリ・ファイナルで、記録的な合計得点330.43ポイントを獲得し、3年連続で男子種目の優勝決定戦に勝った唯一のスケート選手になった。この21歳の人(羽生選手のこと)は、110.95ポイントで記録を作った12月10日のショートプログラムに続き、フリースケートでも非の打ち所のないパフォーマンスを見せ、219.48ポイントを獲得した。
羽生選手がNHK杯で322.40ポイントを記録するより前に、300点を超えたスケート選手はいない。NHK杯は11月後半に長野で開かれたISUグランプリシリーズの最後のイベントだった。
「ほぼ完璧な演技ができて、満足しています」と羽生選手は語った。サルコウ、トゥループ、4回転-3回転のトゥループのコンビネーションとともに3回の4回転ジャンプをすべて決めた。「NHK杯のときは純粋に喜ぶことができましたが、今回はむしろほっとしているといった感じです」。
「力が出せるように努めました。プレッシャーが大きかったですが、目の前のことに集中していたので、いい演技ができました」と羽生選手は付け加えた。
スペインのハビエル・フェルナンデス選手が合計292.95ポイントで2位となり、日本の宇野昌磨選手(17)は276.79ポイントで3位だった。