漢字の「安」(安全や平和を意味する)が2015年の日本の雰囲気を最もよく象徴していると、京都にある漢字を推進する組織が12月15日に発表した。
この漢字は、安倍政権が今年の夏に国会で安全保障法案を押し通し、国中で鳴り響いた主張とそれに反対する声を反映している。それを立法したことについては大規模な抗議があった。
日本漢字検定協会によると、一般の人からの投票を基にこの漢字は選ばれた。今年は129,674票の投票があり、「安」が5,632票でトップだったという。
その結果が発表された京都の清水寺で、森清範住職はこの勝ち抜いた漢字(安のこと)を大きな書道の筆で高さ1.5メートル、幅1.3メートルの紙に書いた。
2位の漢字は「爆」(爆発的な)、3位は戦(戦争)だった。