12月8日にスウェーデンのカロリンスカ研究所によって発表された新たな研究によると、ホルモンバランスの乱れた母親から生まれた子どもは、自閉症を発症するリスクがはるかに高いという。医学誌「モレキュラー・サイキアトリー」に掲載された研究結果は、多のう胞性卵巣症群(PCOS)と呼ばれるホルモンバランス異常と、子どもの自閉症スペクトラム障害(ASD)との関連を示している。ASDは、幅広い子どもの神経発達障害を意味する。「母親がPCOSだと診断されていると、その子どもがASDを発症するリスクが59%高まることを我々は発見した」と、カロリンスカ研究所の公衆衛生研究部門を率いる研究者、キリアキ・コシドー氏は述べた。