政治家は生涯の夢である大統領や首相になることを実現する可能性があるが、そうなった場合、予想よりも早く死神に出会うかもしれない。そう示唆するのは、英国の医学雑誌、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)。ハーバード大学医学部の准教授、アヌパム・ジェナ氏が率いる研究者チームは、1722年から2015年にかけて国民に選出された279人の首脳の没年齢を調査した。これが、首脳になれなかった選挙での2位の候補者261人と比較された。最後の選挙時の平均余命を調整した後の数字で、選ばれた首脳は選ばれなかった政敵に比べて寿命が2.7年短かった。