スターウォーズの新作映画は、5億2900万ドル(635億円)をかき集めて初週末興行成績の世界記録を作り、これまでの記録保持作品ジュラシックワールドの記録を打ち破ったと、12月21日にディズニーが発表した。
「最終的な数値が現在入ってきており、『スター・ウォーズ―フォースの覚醒』は予想を越えて、業界史上最高の2億4800万ドル(300億円)を国内で、加えて世界で2億8100万ドル(340億円)を記録し、12月16日の公開から世界史上最高記録の5億2900万ドルのデビューを果たした」と、同社は声明で述べた。
この合計額は、世界第2の規模の映画市場である中国での興行収入を含んでいないという。中国では1月9日に公開される。
ジュラシックワールドが5億2490万ドル(629億円)で、世界での公開時の記録をこれまで保持していた。
『フォースの覚醒』は、原作の3部作の最後のエピソード『ジェダイの帰還』から30年後の善対悪の銀河系間の物語を取り上げている。1977年にこの大ヒット作の1作目に登場した3人のヒーロー ― 密輸入者のハン・ソロ(ハリソン・フォード)、反乱同盟軍のリーダーのプリンセス・レイア(キャリー・フィッシャー)、その双子の兄のルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル) ― は、全員戻ってきて、スターウォーズが最初に有名にした役者たちによって演じられる。
プラハ動物園は、同園におそらく世界最長のチュウゴクオオサンショウウオがいるようだと発表した。
この絶滅の危機に瀕している動物は、これまでに見られた中で最大の両生類だ。
12月20日に発表された声明で、この動物園は、19カ月前にドイツのカールスルーエ国立自然史博物館から受け入れたチュウゴクオオサンショウウオのカーロはどうやらこの種で最大のものと思われると述べた。同園では、12月18日に実施された最新の計測結果によると、カーロは体長1.58メートルだったと発表した。
カーロの年齢は37歳から38歳と推定され、体重は35キロだ。記録上最大のサンショウウオは体長1.8メートルである。
この動物園は、世界中を確認しても、生存している中で、これより長いサンショウウオは見つからなかったと述べた。
チュウゴクオオサンショウウオは中国の伝統的な薬に使われている。
アメリカのビル・クリントン元大統領と元国務長官のヒラリー・クリントンの唯一の子どもであるチェルシー・クリントンさんは12月21日、来年の夏に第2子が生まれる予定だと発表した。「シャーロットはお姉さんになります! このホリデーシーズンにとても恩恵と感謝を感じています」と、チェルシー・クリントンさん(35)はツイッターに書いた。
まもなく2人目の孫ができる祖父母(クリントン夫妻のこと)は、12月21日にお祝いのツイートをした。「あなたのパパと私は、あなたとマーク、シャーロットのことでこんなにうれしくなることはない。2人目の孫に会えるなんてとってもわくわくしています!」とヒラリー・クリントン氏は書いた。ビル・クリントン氏は次のように付け加えた。「クリスマスが早く来た!ヒラリー・クリントンと私はチェルシーとマーク、シャーロットの2016年に人数が増える家族にわくわくしています!」
チェルシー・クリントンさんは、アメリカの元男性下院議員エドワード・メズヴィンスキー氏と元女性下院議員マージョリー・マーゴリーズ・メズヴィンスキー氏の息子で、ヘッジファンドマネージャーのマーク・メズヴィンスキー氏と結婚した。
東芝は12月21日、不正会計問題を受けて、7,800人分の職が失われ、製造工場が売却されると見られる経営立て直し策を立てた。
「東芝が皆さんの信頼を得られる企業として新たにスタートできるように私がリーダーシップをとります」と、東芝の室町正志社長は記者会見で述べた。
失われる職のほとんどは、不採算のライフスタイル製品とサービス部門からとなる。
東芝は、3月までの事業年度におけるグループでの純損失を5500億円と予想している。
日本人ジャーナリストは12月17日、メディアの自由について新たな疑問を投げかけることとなった裁判で、ソウルの裁判所から、韓国の大統領の名誉を傷つけた罪について無罪を言い渡された。
検察側は、大型客船事故中の朴槿恵大統領の所在をめぐる産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長による報道が、名誉毀損であると訴えていた。
加藤氏の弁護側は、彼は単に噂を報じただけだと述べた。
裁判所は、加藤氏の書いた記事は「報道の自由の領域内である」と述べた。
日本相撲協会理事会は12月18日、元力士の八角親方を新理事長に指名した。
元横綱北勝海の八角親方(55)は、11月に北の湖理事長が亡くなってから、日本相撲協会の理事長代理を務めてきた。
「責任の重さを感じている」と八角親方(55)は述べた。「この場所(相撲の世界のこと)を命を懸けて守っていく」。
八角親方は、高砂一門からこの地位に昇格した初めての理事長となり、3月末まで役目を担う。
配偶者が同じ苗字を使用することを義務づけている法律を支持する最高裁判所の判決は、男女平等に関する海外の専門家らから12月16日に非難を受けた。
最高裁は、この法律は合憲であり、「社会によく定着している」と判断した。
この判決に関するCNNの報道では、男女平等についての多くの専門家がこの判決を非難しており、国連の委員会はこの法律は「差別的」で、「時代遅れである」と述べていると報じた。
しかし、最高裁は、女性が離婚から6カ月の間再婚することを禁じている法規定は違憲であるとも判決を下した。
スペインの政党は、スペインでの投票結果が、ここ数十年間にわたって支配的だった2大政党の政治シーンに別れを告げ、分裂した議会となった後、政府を形成する厳しい交渉になりそうな状況に直面している。
与党の保守派である国民党は12月20日の選挙で123議席を獲得して第1党となったが、176議席の過半数よりもずっと少なかった。主要野党・社会党は90議席で第2党となり、他の左翼政党と合流する可能性がある。
現職のマリアノ・ラホイ首相は支持獲得に向けて困難な上り坂に面している。
ゼップ・ブラッター氏とミシェル・プラティニ氏は、12月21日FIFA倫理委員会からそれぞれ8年の資格停止処分を受けた。世界のサッカー界で最も強力な指導者たちへの驚くような屈辱となった。
FIFAのブラッター会長と、かつての弟子UEFAのプラティニ会長は、利益相反と、スイスの犯罪捜査員らが捜索している支払い取引におけるFIFAへの背信行為で追放された。
2011年にプラティニ氏は、ブラッター氏から承認されたFIFAの資金200万ドル(2億4000万円)を契約されていない給与として受け取っており、このことを倫理委員会は違法だと述べている。
横浜で開かれた決勝戦でヨーロッパのチャンピオン(バルセロナのこと)が南米のチャンピオン、リバープレートを3-0で破り、ルイス・スアレス選手の2ゴールと、リオネル・メッシ選手の先制ゴールで、バルセロナは12月20日、3度目のワールドカップ優勝を獲得した。
バルセロナは、2009年と2011年の勝利に続き、今のような形で3度トロフィーを獲得した初のチームだ。
「我々は世界1位となり、目標を達成した」とスアレス選手は語った。「ネイマールとメッシと一緒でとても心強く、我々はかなり楽に勝つことができた」。
インド内外のスラムで貧しい中でも最も貧しい人々の救済をした修道女マザー・テレサは、ローマ法王フランシスコが彼女の仲裁にまつわる奇跡を認め、来年聖人に認定されると、12月18日にローマ法王庁が発表した。
この奇跡は、2008年12月にウイルス性の脳感染症で死ぬ恐れのあった昏睡状態のブラジル人の男性の不思議な治癒に関するものだ。彼の妻が熱心にマザー・テレサに仲裁してくれるよう祈ったところ、彼は回復したのだ。
マザー・テレサの列聖は来年9月に行なわれる見込みで、1997年の死去から19年となる。
これは10セント硬貨か、それともくぎか?
コイン収集の世界にやってきた恐らく最も奇妙なものの一つに、ダラスのヘリテージ・オークションズは、偶然―わざとだという人もいるが―亜鉛のくぎに打ち込まれたルーズベルトが描かれた10セント硬貨の販売を発表した。
このくぎに打ち込まれた10セント硬貨は、1万ドル(120万円)ほどの価値があると見積もられる。
アメリカ造幣局は、これまでの歴史で作ってきた何十億個もの硬貨のなかで、少なからず間違いを起こしている。10セント硬貨に打ち込まれたリンカーンの1セント硬貨や、1回よりも多く打ち込まれたワシントンの25セント硬貨、日付が間違っている硬貨などだ。ほとんどの間違いは、造幣局が発見するが、ときどき、わずかに出回ることがある。これらの誤りのある硬貨はコレクターが熱心に探している。
ニューヨークのヘリテージ・オークションズの上級貨幣研究者マーク・ボールカルト氏は、「これは私の職業経験の中でも目録に収めなければならないほど最も稀なアイテムだ」と述べた。貨幣研究者とは、貨幣や紙幣を研究したり、集めたりしている人のことだ。
くぎに打ち込まれた10セント硬貨のオークションは1月6日に、規模の大きなヘリテージオークションの一部として実施される。しかし、この硬貨への電子入札はすでに始まっている。このアイテムの現在の金額は3,200ドル(39万円)だ。
先週のある朝のこと、私は職場から閉めだされたように見えた。戸惑って、再度カギを開けようとし、そのときになってようやく誰か違う人の名前がドアに書かれているのに気づいた。逃げる間もなく突然ドアが開いた。驚いている同僚に謝った。違う職場の外にいただけではなく、違う階の違う通路にいたのだった!
これを、私は睡眠不足のせいにした。赤ちゃんの息子が離乳を始めていて、夜のシフトを担当するのは今度は私の番。英語の表現「赤ちゃんのように眠る(=ぐっすり眠る)」は厳密には正しい。赤ちゃんは実に深く眠る。適切なタイミングで眠りさえしてくれればいいのだが。
職場で迷子になった朝の前の晩、私は6時間の睡眠はとっていたはずだ。唯一の問題は、赤ちゃんにミルクをあげて心地よくさせる時間と眠る時間とで、眠りが断片的だったことだ。
不眠は年をとるにつれて対処できるようになる症状ではあるが、それでも眠りの国に向かったら最低でも邪魔されないで7時間はほしい。私は後から、こんな大きな建物で働いているんだから職場で迷子になりやすいのだと自分を慰めた。
私が働いている病院の同一の廊下全てに沿って、睡眠の重要性についての役立つものも含め、健康へのポジティブなメッセージがある。「8時間の睡眠をとって、残りの16時間が楽に過ごしましょう」とあるポスターには書かれている。
しかし、私の上司は、一晩に4時間の睡眠でどうにかやっていけると言う。これはおおげさではない。ときどき、彼女は午前1時以降まで私のEメールに返事をする時間がとれないこともある。彼女は、長時間(の労働)と疲労がここアイルランドで実際問題になっている医師ではないと、ここで強調しなければならない。誤った腎臓の手術をしたとか、カルテを逆さまに読んだとかいう医師の怖い話を聞くとき、疲労がどれだけ関係していたのだろうと思うだろう。
イギリスの元首相マーガレット・サッチャーのような人々が、必要なのはたった4時間の睡眠で十分だと言うのはいい。しかし、私はデカルトの例のほうが好きだ。デカルトは歴史上最も偉大な思想家で大変よく眠った人の一人だ。この現代数学の創設者(デカルトのこと)は、正午よりも早く起きないことをよしとした。
日本人についてはよくわからない。他方、彼らは世界で最高のワーカホリックという面もあるが、眠ることにかけては金メダリストでもある―地下鉄だけではなくレストランでも眠る。
私の日本人の上司が、実際、職場にベッドを持っていることをかつて知ったときには驚いた。もし私の雇用主が睡眠の健康への恩恵について真剣なら、この日本の解決策を勘案して、職場でぐっすり昼寝させてくれるだろうと思っている。