2015年の日本の交通事故死者数は15年ぶりに増加し、前年から0.1%増加して4117人となったと、警察庁は1月4日に発表した。
「この状況を真剣に受け止め、対策を抜本的に見直す」と、警察を管轄している国家公安委員会の河野太郎委員長は記者会見で述べた。
警察庁によると、合計死者数のうち65歳以上が54%を占め、このようなデータが利用可能になった1967年以来最高となったという。
政府は2011年3月に交通事故死の年間件数を2015年までに3000件以下に減らすという目標を発表したが、その目標は達成できなかった。
飲酒運転に関連した事故件数は、5年連続で減少して203件と、10.6%減となり、データが残るようになった1990年来最低となった。