地球上で最も小さなカメレオンは驚くほどのスピードで舌を出し、停止状態から時速97キロに達するのに100分の1秒しか必要としないほどだと、研究者らは1月4日に発表した。
コオロギを食料として捕獲するために、親指サイズの「Rhampholeon spinosus」(カレハカメレオン属の一種)が舌を伸ばす際の「最大加速度は重力加速度の約264倍に上る」と、『サイエンティフィック・リポーツ』誌で発表された。
このカメレオンの舌の総出力は1キロ当たり14,040ワットだった。これは、「あらゆる爬虫類、鳥類、哺乳類の1キロ当たりの筋肉量によって生み出される」なかで最も強力な加速度だという。