幸福は遺伝子の作用である可能性があると、1月14日に発表された異例の研究の執筆者らが述べている。住民がある特定の遺伝子変異を持つ国々では、自己報告する幸福度がずっと高かった。国レベルでの幸福度は、豊かさや国の安定度、病気の有病率よりも、この変異遺伝子との関連性が強かった―もしかすると、例えば、ナイジェリア人がドイツ人よりも幸福度が高いのはなぜか、ということをこれで説明できるかもしれない。専門誌『Journal of Happiness Studies』に掲載されたこの研究は、遺伝子と国レベルでの幸福の関連を示した初めてのものだと主張している。この研究によると、最も幸福度が高い国はメキシコだったという。