国連の安全保障理事会は北朝鮮の長距離ロケットの発射を非難した。世界のリーダーたちは、このロケットを、禁止されている弾道ミサイル技術の実験と呼び、再びの「許しがたい挑発行為」と呼んだ。国連の最も力のある組織(国連安保理のこと)は、新しい「強力な」制裁に関する新たな決議をすぐに採択すると誓った。
北朝鮮の指導者金正恩氏は、北朝鮮の4回目の核実験から1ヵ月後となる2月7日に(ミサイルの)発射を強行した。金氏は、隣国で重要な同盟国である中国からの(計画を)進めないようにとの要請を無視し、そして中国政府へのさらなる侮辱として、中国で最も重要な祝日である春節(旧正月)の大みそかを選んだ。
日本政府の高官たちは、ロケットの発射に対して抗議するために、北朝鮮への日本の制裁を強化する準備をしていると述べた。菅義偉官房長官は2月8日の定例記者会見で、日本は「なるべく早く」可能な措置を決定する予定だと述べたが、詳細を語ることは控えた。
菅官房長官は、核とミサイルの脅威に加え、北朝鮮に拉致された日本人の問題を含めた「問題を包括的に解決するために最も効果的な措置を」徹底的に吟味する必要があると述べた。