近年で最悪の健康への懸念があっても、ブラジルの人々は毎年のカーニバルのお祭りを控えることはなかった。何百万人ものパーティーに行く人々が通りに繰り出し、ジカウイルスを広めている蚊を笑いものにする人もいた。
100万人以上の人々がリオや、(ジカ熱の)大発生にひどく見舞われている2都市である北東部の州都サルバドール、レシフェを含む都市部で、通りに繰り出した。2月7日にはジュースバーの外で、3人の男性が蚊の格好をして、ほかのお祭り騒ぎする人々の輪に入った。
「みんな、楽しむことをやめるつもりはない」と、学校教員のジュリアナ・アラウヨさん(48)はリオのストリートパーティーで語った。
2月5日、ブラジルの研究者らは、2人の患者の唾液と尿からジカウイルスの遺伝物質を検出したと発表した。これらの体液から伝染しうるかどうかを知るにはさらなる研究が必要だと述べている。