ジカ熱はインドのタタ・モーターズにも打撃を与えた。タタ・モーターズは、「Zica(ジカ)」と呼ぶ予定だった車体後部に上に開くドアがある新車のブランドを変更することに決めた。その車は2月3日に、ニューデリー郊外で開かれた2016年の自動車展示会で初公開された。タタ・モーターズは2月2日、展示中は「Zica(ジカ)」と書かれたネームプレートをつけていたが、数週間以内に新しい名前を発表すると、声明で述べた。ジカは「Zippy Car」(機敏な車)の略だ。同社は、多くの国々でのジカ熱流行による苦難を考えて、その車のブランドを変更することに決めたという。タタ・グループは、テトリーティからタタ・モーターズに至るまでさまざまな事業を行なうインド最大の複合企業体の一つだ。