双生児の出産件数が先進国で過去40年間にほぼ倍増したと、2月8日に研究者らが発表した。アメリカの専門誌『Population and Development Review』に掲載された研究で、アメリカでの双生児の出生率は、1975年には出産1000件に対し9.5件だったが、2011年には16.9件とほぼ倍増していたことを、研究者らは明らかにした。研究者らは、増加の要因として、科学の進展で排卵誘発や体外受精などの生殖技術が生まれた1970年代以降、「医療技術が補助する生殖医療」が拡大したことを挙げている。どちらの技術も、1回の妊娠で複数の胎児が宿る確率が高くなる要因となっている。