細長いクモが、猛毒のブラウンスネークと戦い、勝った。まさにオーストラリアらしい「ダビデとゴリアテ」風の話だ。
シドニーから約400キロ西にあるウィーサリの農家、パトリック・リースさんは2月6日、毒ヘビと細長く見えるユウレイグモを見つけた。
猛毒で知られるそのヘビについて、リースさんは「すでにヘビは死んでいた。写真を撮る前に確認したよ」とAFPにジョークを言った。
「クモが毒でヘビを殺したかどうかはわからない。(クモの巣に)捕まっただけなんじゃないかと思う」
クモの巣にしっぽから吊るされ、ユウレイグモが上に乗ったヘビを撮ったリースさんの写真は、リースさんがフェイスブックのオージー・ファーマーのページにアップロードして以来、関心を集めた。
リースさんは「クモの勝利は否定できない。クモがヘビを殺したかどうかはわからないが、最終的には間違いなくクモが勝利した」と述べている。
オーストラリア博物館のグラハム・ミレッジ氏は、ヘビがクモに殺された可能性はあるものの、確証することは不可能だと述べた。