北海道の中央部にある美瑛町で、一番の観光地になっていた丘の上の一本木が、状態の悪化のために切り倒された。
「この木はずっとここにあり、私と一緒に年をとってきました。寂しくなります」とこの木が立つ農場の68歳になるオーナーが述べた。木は2月24日に切り倒された。
「哲学の木」と呼ばれるポプラの木は、高さ30メートル、直径1.8メートルほどで、上部が片方に傾いていて、考えこんだ哲学者に似ていることから名付けられた。農場のオーナーによると、この木は1960年代半ばに植えられたという。
この木は、暴風雪と嵐にさらされたために、ここ数年で状態が悪化していた。地主は、木がいつか倒れて、立っていた場所の農作物や穀物にダメージを与えたり、訪れた人をケガさせたりするのではないかと心配するようになったと話している。