イギリスの伝説の蒸気機関車「フライング・スコッツマン」が2月24日に線路に戻り、ロンドンから北部の都市ヨークまで轟音を立てて進む中、吹き出した煙は鉄道ファンの上をたなびいた。
1923年に組み立てられたこの機関車は、長年利用されたことと、人気があることから、国の宝とされている。2004年に採算がとれずに運行できなくなったが、保存してほしいという請願は何千人もの人々から寄付を集めた。
「蒸気機関車がずっと大好きで、父が鉄道で働いていましたが、私は蒸気機関車が見られるくらいの年齢になっていませんでした。なので、今日はここに来られて、蒸気の匂いとエンジンの音はまさに忘れられないものになりました。何度か目に涙が浮かびました」と、ロンドンの郵便局で働いているマイケル・クーパーさん(48)は語った。
この機関車は、ロンドンから(スコットランドの首都)エディンバラまでを運行していたことから、「フライング・スコッツマン」と名付けられた。