トルコは3月14日、アンカラで35人を殺害した自動車爆弾による自爆攻撃をクルド人の反逆者によるものだとした。これは、トルコの安全保障に対する懸念を高めた一連の攻撃のなかで最新の事件だ。
3月13日の爆破には犯行声明が出されていなかった。この攻撃で、車やバスは首都の中心部の交通量の多い道路で黒こげの残骸と化し、120人以上が負傷した。
しかし、アフメト・ダウトオール首相は、捜査から分かった「重大でほぼ確実な調査結果」は違法な「クルド労働者党(PKK)」の犯行を示しており、「この国を守るために必要なあらゆる措置を講じる」と誓った。
関係者は、この爆発で死亡した37人のうち、1人は女性の自爆攻撃犯で、もう1人は女性の共犯者と見られる男性だったと述べた。
3月13日の大虐殺は、過去1ヵ月以内にアンカラで起こった大規模な爆破事件のうち2つ目のもので、昨年11月の総選挙で、トルコを「混沌」から救い出し、PKKを壊滅させると約束して勝利した公正発展党を率いるレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領にとっての恥となっている。
2月に、アンカラ付近の地域で、今回と酷似した自動車爆弾による爆破が軍関係者らを標的として起き、29人が死亡している。