「醜い」動物は研究資金や調査が少ないと指摘する新しい報告によると、コアラやカンガルーは、オーストラリアの細かく動くげっ歯類やコウモリよりも、多くの科学研究の対象となっているという。より魅力的な生き物への調査の偏向は、オーストラリア固有の動物相の45%を「醜い動物」が占めているのに対し、それらは集中的な科学調査の対象となることは稀であるということを示している。こうした偏りは保護に悪影響を及ぼす可能性があり、それらの小型で夜行性であることが多い動物たちによる生態系に対する重要性を完全に理解していないことは、そうした動物をますます脆弱にしていると、トリシュ・フレミング氏は指摘している。