印刷用に全て表示火星の生命の痕跡を探査する欧州とロシアの共同ミッションが3月14日に、地球の軌道を離れ、赤い惑星(火星のこと)上での無人探査機の7カ月の旅が始まった。火星の大気を調査するトレース・ガス・オービターを搭載したプロトンロケットと、火星表面で着陸探査を行なう着陸用モジュールは、ロシアが運営するカザフスタンの大草原にあるバイコヌール宇宙基地を先に出発していた。2016年の「エクソマーズ」は、欧州宇宙機関(ESA)とロシアのそれに相当する機関ロスコスモスとの間の共同プロジェクトで、地球の隣の星に生命の存在があるかどうかという疑問に答えようとする2段階探査の第1段階である。