アメリカのスポーツ用品大手のナイキは3月16日に自動で靴ひもを結ぶ初のシューズ「ハイパーアダプト1.0」を発表した。この靴は、2016年末までに発売される。かかとの高さにセンサーがついていて、足が靴のなかに滑り込んでくるとひもを結ぶ機能を作動させる。2つのボタンが靴の側面についていて、押すと、ひもをゆるめたり、しめたりすることができる。ナイキは2015年に、着用者の動きに適応する「パワーレース」と呼ばれる機能が付いた限定モデルのシューズを発売した。このシューズは、「ナイキ・マグ」という名で、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー・パート2』に着想を得たものだ。今年はオークションのみ入手可能で、その全収益はパーキンソン病の研究のためにマイケル・J・フォックス財団に贈られる。この財団はマイケル・J・フォックスが創設した非営利団体だ。