イギリスの首都(ロンドンのこと)で2年過ごした日本の小説家夏目漱石に特化したロンドンにある美術館が、来場者の減少のため、来年9月に閉館することとなったと、同館の運営者が4月4日に発表した。
来年は夏目漱石の生誕150年を迎え、漱石記念館はこれを期についに閉館することになった。
館長の恒松郁生さんは、「こんなに長い間、開館してこれて満足している」と語った。彼はこの記念館を1984年に開館した。
記念館はロンドン南部のクラッパム地区にあり、ここは、夏目漱石がイギリスの首都に1900年から1902年の間に滞在していた下宿屋の1つの通り向かいにある。同館には、滞在中にとられた写真や、漱石の名前が記された1901年の国勢調査資料のコピーなど2000点以上が収められている。