災害や病気、自殺などで親を亡くした学齢期の子どもたちへの経済的な支援を提供する日本の慈善団体あしなが育英会は4月9日、こうした遺児たちが海外で英語を勉強できるように支援するプログラムを8月から開始すると発表した。
この基金(あしなが育英会のこと)は、夏休み中に約10日間、英語を学ぶために約100人の遺児を送り出す予定だと述べた。小学校5年生から15歳までの中学生がこのプログラムに申し込むことができ、費用はあしなが育英会が負担する。
この新プログラムの開始前に、2011年の壊滅的な東日本大震災で親を失った岩手県、宮城県、福島県の11人の子どもたちが、3月24日から4月2日まで、英語を勉強しに、フィリピンを訪れた。参加した子どもたちの1人である岩手県陸前高田市の新田佑さん(14)は、フィリピンで楽しく過ごし、もっと英語を勉強したくなったと話した。