石器時代の人類は、船で「かなりの距離を」運んできたアカシカを、スコットランドの島々に生息させたと、研究者たちが4月6日に発表した。前史時代の祖先の航海技術に驚いたことを認めている。
スコットランド最北の島々のシカが、最も近く、最も明らかだと思われる場所―スコットランド本土か、アイスランド、もしくはノルウェー―から来た可能性は低いことが、DNA鑑定で明らかになったと、英国王立協会紀要"Proceedings of the Royal Society B"に掲載された研究が発表した。
「我々の研究結果は、新石器時代の人類が」、約4500〜5000年前に、「シカを海路でかなりの長距離を運んできた」と、この研究の共著者は述べた。