科学者たちは初めて、幻覚剤LSDを使用している人々の脳をスキャンし、この幻覚剤は、脳を解放して区分化を減らし、赤ん坊の脳に似た状態にすることがわかった。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの科学者らが率いる研究チームは、脳が通常は、視覚、動作、聴覚などの別々の機能を作用させる独立したネットワークの上で機能しているが、LSDの影響下にある脳では、こうしたネットワークの区分が崩れ、より統一されたシステムになると述べた。
この研究は4月11日に科学誌『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に発表された。