かわいいものは何でも好きという国で、猫やうさぎ、フクロウ、タカ、さらにはヘビまでもをテーマにしたカフェではまるで物足りないと言わぬばかりに、動物たちと過ごしたいと思っている東京の住民たちに、新しい選択肢ができた―ハリネズミをテーマにしたカフェだ。
hedgehogを表す日本語のハリネズミとの語呂合わせである「Harry」の来店客は、ガラス製のタンクのなかで引っ掻いたりうたた寝したりしている20〜30匹の異なる品種のハリネズミと六本木の歓楽街の明るい部屋で過ごすため、並んでいる。
平日は1000円、休日は1300円で、来店客は、日本原産ではないにもかかわらず、ペットとして長い間売れているこのとげだらけの哺乳類(ハリネズミのこと)と―気をつけて―遊んだり、なでたりして過ごすことができる。
「ここにいるハリネズミたちはみんな人なつこい。中には刺す子もいるかもしれないけど」と、イギリスからの訪問者であるアンナ・チュングさん(11)は話した。
同じ建物のうさぎカフェでも働いているスタッフの村田みずきさんは、このお店は2月の開店から人気で、よく来店客が並んでいると話した。