大きな地震が熊本県を揺らした後で、何万人もの人々が自宅から避難しているなかで、熊本県の避難所では4月18日に食糧不足が悪化した。
救助隊員は、地震とその後に続く土砂崩れによる被害が特に広範囲にわたっている熊本県南阿蘇村で行方不明者の捜索を継続した。4月14日のマグニチュード6.5の地震と、その後に続いたさらに大きい4月16日のマグニチュード7.3の地震以降、熊本県と九州の各地で、少なくとも48人が亡くなり、1,100人ほどが負傷した。
4月14日以来、熊本県と隣県の大分県で、これまでで530回以上の揺れが起こっている。全部で400軒の家屋が全壊し、さらに多くの家屋が損傷している。
警察は、77歳の女性が、熊本県阿蘇市に避難中の4月17日に、心不全で亡くなり、避難によるストレスと疲れが主な要因として考えられると発表した。地震と、その後に続いて起こる土砂崩れが道路を寸断し、多くの物資が地元の店や避難所に届かなくなっている。熊本市によると、4月18日に何人かの避難者には朝食を提供することができなかったという報告が多くあったという。