イギリスの空港に125万ポンド(1億9600万円)で配備された探知犬のチームは、少量のチーズとソーセージを発見するのは得意だが、密輸されたドラッグを発見するのはそれほど得意ではないことが証明されたと、ある報告が4月14日に明らかにした。
イギリス北部のマンチェスター空港の国境警備部門の調査で、7ヵ月の間にこの6頭はヘロインやコカインなど最も危険と考えられている薬物である「クラスA」の違法薬物を探知できなかったことがわかった。
「探知犬の抑止効果を測るのは難しいが、押収物だけから判断すると、新しい犬舎やチームの運営費などにかけた125万ポンドを考えると、費用対効果は低い」と、国境と移民に関する独立機関の調査官のチーフによる報告書には書かれていた。
この報告書では、探知犬は税関が46キロのタバコと181キロの肉を押収するのに役立ったが、「クラスA」の薬物を2014年11月から2015年6月までの間に発見することはなかったことが明らかにされた。
管理者たちは現在、この犬たちをもっとうまく配備する方法を検討していると、報告書は伝えている。