ファンクラブへ入会する程度では満足できないほど熱烈なサッカーファン向けに、アルゼンチンのアトレティコ・ティグレは、「情熱チケット」―熱狂的なファンが皮下に埋め込むことのできるマイクロチップ型チケット―を販売した。
熱狂的なサッカー好きが多いアルゼンチンでは、ファンがお気に入りのサッカークラブに「私の中にはいつもあなたがいる」と、ほとんどラブソングのようなチャントを大声で唱えることで知られている。
1部リーグに所属するティグレは、次の段階へ進むことを決めたという:試合開催日にはスタジアムの回転式の入場ゲートが自動的に開く埋め込み型マイクロチップをファンに提供する。紙のチケットや身分証は必要なくなる。
「自分の中にクラブがいるという言葉が、これからは単なる隠喩ではなくなる」とこのクラブはツイッターに投稿した。
ティグレのエセキエル・ロシーノ事務局長が先陣を切って、腕にマイクロチップを埋め込んだ。
チップは、ペットが迷子になった場合に備えて、飼い主が犬や猫に埋め込むのと似たものだ。
ロシーノ氏は、チップの埋め込みは、完全に自主的なものだと述べた。
ロシーノ氏は「(プライバシーを)侵害するようなものは一切ありません。アクセスを加速するだけです。GPS追跡装置はありませんし、会員情報だけです」と話した。