科学者らは5月11日、どれほどの学歴を持つかをある程度決定する74の遺伝子を特定したと発表した。その影響は、これらの遺伝子のうち、どの変異を持っているかによるという。食事、家庭環境や環境といった環境要因と比べ、これらの組み込まれたもの(遺伝子のこと)はわずかな影響しか与えない:結果の1%の半分以下だ。既知の遺伝子変異と合わせても、その割合は約3%しか上がらない。しかし、『ネイチャー』誌に掲載されたこの発見は、研究者らが、遺伝子的に関連のある個人の特徴―根気や争いを好む性質など―を、教育上の成績と結びつけるのに十分役立つほどしっかりとしたものだという。