5月16日に発表されたアメリカの研究によると、老後の健康維持ということでは、年齢はあまり意味を持たず、肥満は結局のところそれほど悪いことではないかもしれないという。孤独や抑うつ状態、最近骨を折ったといった要素のほうが、今後5年以内に亡くなるリスクの予測になりそうだと、シカゴ大学の研究者たちが発見した。
その研究では「最も健康な人々は肥満で頑強だった」とされており、アメリカの高齢者の22%は、肥満率と血圧が高いにもかかわらず、健康という定義に当てはまることが明らかになった。こうした人々はほかの人々よりも、臓器系の疾患が少なく、運動機能と心理的な健康も良好だった。