アメリカのアシュトン・カーター国防長官は5月21日、アメリカ基地職員が沖縄県の女性の死亡をめぐり逮捕された後で謝罪した。この事件は、何十年も駐留しているアメリカ軍基地の重い存在にすでに怒っている島の人々の間で怒りをかき立てた。
アメリカ国防省によると、カーター国防長官は、中谷元防衛大臣との電話での会談中に、「被害者の遺族と友人に対する心からの謝罪」を表明したという。「アメリカは、この犯罪の加害者が日本の法制度のもとで責任を問われることを望む」と、カーター国防長官は中谷防衛大臣に語ったと伝えられている。
32歳の元アメリカ海兵隊員シンザト・ケネス・フランクリン容疑者は5月19日に、被害者の女性(20)の遺体を遺棄した容疑で逮捕された。捜査筋によると、フランクリン容疑者は、島袋さんに性的暴行を加え、殺害したことを認めているという。
フランクリン容疑者の供述を基に、警察は5月19日に女性の遺体を恩納村の雑木林で発見した。
沖縄のこの事件は、日本政府からの抗議を引き起こし、沖縄にある巨大なアメリカ軍基地の存在に対する反発を高める可能性がある。沖縄では、アメリカの基地職員が起こす犯罪に、日本人が長い間怒りを感じてきた。