警察は2020年の東京オリンピックに向けてセキュリティ強化を促進するため、また、自然災害によりよく対応するため、警察犬をさらに多く導入することを検討していることが、5月23日に明らかになった。
現在、県警所有の警備犬を保有しているのは、北海道と東京都、千葉県だけだ。埼玉県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県も、テロ対策と災害後の行方不明者捜査のために警備犬の活用を計画していると述べている。ほかの県警でも、犬を提供する民間企業と契約を結んでいる。
警備犬の導入を考えている5府県のうち、愛知県警は2018年度中に導入の予定だと話しているが、ほかの府県は時期についてはまだ決めていないという。
警備犬導入についての障害を挙げるよう尋ねられると、多くが必要な資金、犬の管理者、犬舎を確保する難しさに言及した。