5月15日、フロリダの女性が、サメにかみつかれ、彼女の右腕にしっかりつかまっているその動物丸ごとと一緒に海から現れたあと、病院に急送されたと、地元のメディアが報じた。
体長約61センチのそのテンジクザメは、襲撃した直後に海水浴客によって殺されたが、なかなか離そうとしなかったと、「パーム・ビーチ・ポスト」紙は報じた。
消防隊の報道担当者、ボブ・レモンズ氏は同紙に対し、被害者は身元不明の23歳の女性で、サメがまだ右の前腕にくっついたまま、ボカラトン地方病院へ急送されたと述べた。
「こんなことは見たことがない」と、海難救助隊の隊長、クリント・トレイシー氏はフロリダ南部の(地方紙)「サン・センチネル」紙に述べた。「こんなことは聞いたことすらなかった」。
テンジクザメは、全長3メートルにまで成長することがあり、フロリダの大西洋岸ではよく見られ、通常、大人しい生き物だ。
しかし、ある目撃者は「サン・センチネル」紙に対し、この襲撃の前、遊泳客らがこのサメにちょっかいを出し、尾をつかんでいるのを見たと話している。