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2016年6月10日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
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Obama calls for nuclear-free world in historic Hiroshima visit (p. 1)

オバマ大統領、広島を初訪問

アメリカのバラク・オバマ大統領は5月27日、広島を訪問した初めての現職の米国大統領となった。オバマ大統領は、71年前に世界初の原子爆弾で壊滅的な被害を受けたその都市(広島市のこと)にある平和記念公園での演説中に「核兵器のない世界」を求める訴えを繰り返した。

安倍晋三首相に伴われ、オバマ大統領は演説の前に原爆の犠牲者の慰霊碑に花輪を置いた。オバマ大統領は、犠牲者の遺物が多数展示されている広島平和記念資料館にも足を運んだ。

オバマ大統領は演説の中で、「我々は過去の過ちを繰り返すよう遺伝子に縛られてはいない」と述べ、核兵器は二度と使われてはならないと強調した。17分間の演説中に、オバマ大統領は原爆投下について謝罪することはなかった。

演説をした後、オバマ大統領は聴衆の中にいた2人の被爆者と短く言葉を交わした。被爆者の一団体の会長である坪井直さん(91)と、歴史家の森重昭さん(79)だ。森さんは1945年8月6日に原爆が爆発したとき、わずか8歳だった。

厳戒態勢の下、オバマ大統領は原爆ドームと資料館があるその公園を回った。

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