科学者らは5月19日、鳥を赤い色にしているものについての謎を解明したと発表した。赤い色は、くちばしと羽に見られる場合、強い性的魅力を示す色だ。着色に影響を与える遺伝子は、解毒作用に関与する、より広範囲の遺伝子群に属していると、『カレント・バイオロジー』誌に掲載された論文は明らかにしている。これは、赤い色は、体内から有害な物質を簡単に浄化できる頑強で良質な繁殖相手を示すサインかもしれないということを意味する。「多くの鳥の種において、オスは赤みが強いほど、繁殖相手を見つける成功率が高くなる」と、論文の共同執筆者であるセントルイスにあるワシントン大学のジョセフ・コーボ病理学・免疫学准教授は述べた。