厚生労働省の調査チームによると、推定で年間1万5,000人が、受動喫煙が原因の脳卒中、肺がん、その他の疾患で日本国内で亡くなっているという。脳卒中による死亡が合計の半分以上を占めたと、5月30日に同省は発表した。この調査結果では、脳卒中で亡くなる人が8,010人、虚血性心疾患で亡くなる人が4,460人、肺がんで亡くなる人が2,480人となることが示されている。この調査では、受動喫煙と乳幼児突然死症候群による年間70件の死亡例との関連も発見された。職場での受動喫煙により、1年間に女性は4,110人、男性は3,680人亡くなると推計された。