遺跡発掘現場から出土した陶器に付いた残留物から、約5000年前の製法での中国最古のビール醸造の痕跡が見つかったと、研究者たちが5月23日に発表した。
アメリカの査読学術誌『米科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載された研究論文によると、この遺物は、当時の人々が、東洋と西洋の要素が含まれた「高度なビール醸造技術」をすでに習得していたことを示唆しているという。
筆頭著者のスタンフォード大学のワン・ジアジン氏は、AFPに対し「オオムギの発見は驚きだ」と述べ、これは中国で発掘された考古学的物質に存在するオオムギの痕跡としては、知られている中で最古のものだと語った。