6月12日未明にフロリダ州オーランドにある、人であふれた同性愛者が集まるナイトクラブで、重装備の銃を持った男が49人を死亡、53人を負傷させたと、地元当局が発表した。
警察はナイトクラブ「パルス」でその銃撃者を死亡させた。犯人は、アメリカ国民でフロリダ州の住民のオマル・マティーン容疑者(29)と身元が確認された。
アメリカのメディアは警察筋の情報を引用して、その事件が起きる直前に、その銃を持った男が警察に電話をし、ISの武装グループへの忠誠を誓ったと報じた。
ホワイトハウスから全国へ向けたメッセージで、バラク・オバマ大統領は、この大虐殺はアメリカ史上最多の死者を出した乱射事件であり、テロ行為であり、ヘイト行為だと表現した。「これはテロ行為であり、ヘイト行為であると言える」とオバマ大統領は述べた。「そして我々はアメリカ人として、悲しみと怒り、アメリカ国民を守るという決意で一丸となっている」。
この事件は、現地時間午前2時頃に起こり始めた。マティーン容疑者は人質を取り、3時間後には特別機動隊(SWAT)のチームが武装車両を用いてクラブに突入し、犯人に向けて発砲した。犠牲者がいつ殺害されたかは定かでない。マティーン容疑者は、アサルトライフル、ピストル、複数の不特定の装置で武装していたと、アメリカのメディアは報じた。報道によると、マティーン容疑者はニューヨークでアフガニスタン人の父の元に生まれ、警備会社で働いていたという。