日本で時刻制度を創始したとされる7世紀の天皇を祭る神社で、日本古来の宮中服を来た女性たちと男性たちが、年に一度の6月10日の時の記念日のお祭りを執り行なった。
笛や太鼓を音楽家が演奏する中、時計業界の関係者を含む参加者が、祭神の天智天皇(626-672年)に時計がどのように発展しているのかを見せるため、日本の時計メーカーの最新製品を近江神宮へ奉納した。
滋賀県大津市にあるこの神社によると、天智天皇は671年の4月25日に漏刻として知られる水時計を取り入れたという。日本で最初の時計の鐘が鳴ったことが、古代の日本の歴史書である『日本書紀』に記録されている。4月25日は太陽暦(新暦)の6月10日に当たるため、1920年に6月10日が時の記念日に指定された。