ほとんどの抗うつ剤は、深刻なうつ症状のある子どもや10代の若者には効果がないと、科学者たちは述べている。すでに行なわれ、以前に発表されていた研究についての最大の分析で、研究者たちは14種類の抗うつ剤を調査し、有効と思われるのは1種しかなかったことがわかった。「我々はこれで薬物治療の序列がわかり、偽薬と他の薬よりも効果があった唯一の薬は『プロザック』だった」と、この研究の著者の一人であるオックスフォード大学のアンドレア・シピリアーニ博士は述べた。彼は、薬物を処方する前に、行動療法などの心理学的な治療が試されるべきだと述べ、現行のガイドラインのいくつかで推奨されていることを繰り返した。