サルが発電所の変圧器に落下し、ケニアの全域で停電を引き起こしたと、同国最大の電力会社が6月8日に発表した。
この霊長類(サルのこと)は、死にそうになった体験を生き延びたが、同国の広い範囲が6月7日の数時間にわたって停電し、その後復旧した。
「サルがギタル発電所の屋根に登り、変圧器に落下し、その接続を絶った。これにより、発電所の他の機械が切断され(中略)、その結果、この発電所で180メガワット以上のロスが生じ、全国的な停電を引き起こした」と、ケニア電力公社(KenGen)は声明で述べた。
午前11時半の少し前に発生した停電が4時間以上続いた後、技術者らは供給を回復することができた。
KenGenの発電所は、好奇心旺盛な野性動物を撃退するために電気柵で囲まれている。同公社は現在、施設内でのセキュリティの調査を実施しているところだと述べた。