フィラデルフィア市は6月16日、飲料メーカーによる何百万ドルもかけた課税阻止のための運動があったにもかかわらず、甘味飲料税を導入したアメリカで初めての主要都市となった。この税は1月1日から施行される予定で、甘味料を含む飲料やダイエット飲料12オンス(340グラム)入り一缶につき、18セント(19円)が課税される。甘味飲料税の提案は近年、30都市以上で失敗しており、フィラデルフィア市でも2度否決されている。民主党のジム・ケニー市長は、来年得られる新たな税収の9100万ドル(95億円)のほとんどを、未就園児保育やコミュニティースクール、リクリエーションセンターなどの費用に充てる計画を市議会に売り込んだ。