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2016年7月8日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
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Brexit fallout: Cameron quits, breakup of U.K. possible (p. 1)

英国民投票、EU 離脱派が勝利

イギリスの有権者は6月23日、EU離脱を支持する投票でEUに大打撃を与え、この結果が翌24日にはデイビッド・キャメロン首相の辞任へとつながった。

この歴史的な国民投票での衝撃的な結果は、他のEU加盟国のブリュッセル(EU本部のこと)への敵対心に連鎖反応をもたらす可能性もあり、また、スコットランドが独立をめぐる投票をする可能性を提起しており、イギリスの解体にもつながるかもしれない。

イギリス人は、移民問題とブリュッセルの官僚による国の運営への介入と彼らがみなすものを心配している人が多く、離脱賛成が52%に対し、反対が48%で、トラブルの多かった43年間の加盟後、EUを見捨てる決定をした。

ダウニング街10番地(英首相官邸)の外での感情のこもった声明で、キャメロン首相は、彼の「残留」キャンペーンの失敗後、10月初めまでに新しいリーダーに道を譲るために辞任すると語った。「私が次なる方向へ国を導くリーダーになろうとするのは、正しくないだろうと思う」と、ポンドと世界の株、そして原油価格が急落するなかで、キャメロン首相は語った。

イギリスは、「ブレグジット(Britainとexitを掛けあわせた造語)」キャンペーンの反体制派の主張の勝利と、ヨーロッパ中で増大するナショナリズムの兆候を示す動きのなか、EUを離脱する最初の国となる。

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