10年前にタイとミャンマーの国境沿いで地雷を踏んでしまったゾウのモシャは、6月27日に9回目の義肢手術を受けた。
モシャは、その事故が起こったとき、生後わずか7カ月で、すぐにタイ北部にある「フレンズ・オブ・ザ・アジアン・エレファント・ファウンデーション」が運営する病院に運び込まれた。2年後に、外科医のテルドチャイ・ジヴァカーテさんがモシャに新しい足と新しい生活を与えた。成長に合わせて、彼は新しく、長くて強い義足をモシャのために設計する。「モシャの歩き方はバランスが取れていなくて、背骨が曲がり始めていた」とテルドチャイさん(72)は、モシャが最新の義足を与えられたときに語った。「モシャは死んでいたかもしれない」。
モシャは、最初の義肢をつけてもらったときは、体重が600キロしかなかったが、今では2000キロを超えている。
「フレンズ・オブ・ザ・アジアン・エレファント・ファウンデーション」の病院は、1993年に設立され、世界初のゾウの病院だった。現在は17頭の患者がいる。