指をしゃぶったり、爪を噛んだりするくせのある子どもは、大人になってからアレルギーにかかりにくいようだと、ニュージーランドの研究者たちが発見した。この発見は、生後早い段階で微生物にさらされることがアレルギーを発症するリスクを減らすという説を支えるものだ。この研究は、5歳、7歳、9歳、11歳のときに、1037人の子どもの指しゃぶりと爪噛みの習慣を記録した。研究者たちはその後、13歳になったときにアレルギー検査を行なった。彼らは、習慣的に指をしゃぶったり、爪を噛んだりしていなかった13歳の49%が1種類以上のアレルギー検査に陽性反応が出て、これに対し、指をしゃぶり、爪を噛んでいた子どもで陽性反応が出たのは38%だったことを発見した。